心筋症と闘う広島男子と英国女子の記録

2015年4月に国の指定難病である「特発性拡張型心筋症」を発症。 大阪大学病院にて補助人工心臓(Heart MateⅡ)装着手術を受け、心臓移植待機者となる。 その間、発症からの心境を記したこのブログを開設する。 2016年には高校教師として社会復帰を果たし、現在は闘病中に見つけた『人生で本当に大切なもの』を伝えるために広島を中心に介助者でもある英国女子の妻と共に活動中。

近況報告① 「拡張型心筋症の発症」

2015年 6月25日 Facebook の記事から

 

 一部の方にしかお伝えしてなかったのですが、この場を借りて皆さんに報告させて下さい。

 先週、2ヶ月半入院ののち一度退院、数日後まさかの再入院、今日改めて退院しました。4月から急に体調が悪くなり、そのまま緊急入院でした。

 

 病名は「拡張型心筋症」心臓が大きくなり、心機能が徐々に低下していく原因不明の症状で、国の特定疾患にされている心臓の難病です。

 

 医師には重症のため心臓移植も検討すべきだと言われ、やりがいのあった仕事も辞めるしかありませんでした。特に2年かけて形にしてきた女子レスリング部を志半ばで手放すことは無念でした。

 あまりに不合理すぎる現実が受け入れられず悔しくて悲しくてどうしようもない日々が続きました。呼吸が苦しくなる中で、死を間近に感じ、もう自分の人生は終わったのだと思いました。

 体に除細動器を植え込んだので、もう大好きなレスリングはできないし、これからは障害者手帳を持つ障害者として生活していかなくてはいけません。

 

 でも、今の思いはひとつだけ。「絶対に良くなりたい。」この先不安しかないけど、ずっと支えてくれた家族、彼女、友人らの為にも絶対良くなりたい。生きたい。まだ楽しいことしたい。まだ夢を追いかけたい。

 多くの人の愛でこの病気と向き合う勇気を元気をもらいました。特に家族と彼女には心から感謝です。彼女は日本では外国人だと周りから見られ、時には嫌な思いもしています。それでも僕のために一生懸命看病をし、僕が辛い時はいつもそばにいて笑顔にしてくれました。国籍は違うけど、僕にとってはかけがえのない命の恩人です。

 

 病気で失ったものもあるけど、それ以上に多くの大切なものを見つけました。大切な人たちと過ごせる今までは「当たり前だった時間や生活」が今は本当に愛おしく幸せです。入院中にお見舞いやエールをくれた皆さん本当にありがとうございました。

 皆さんに良い報告ができるように、これから心臓だけでなく、人間的にもビッグな男を目指して闘病頑張ります。これからも応援宜しくお願いします。押忍。

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